[やらない] 勇気も必要です


先日、自分自身の [趣味の自己満足] の話を書いたのですが、書いておきながら自分では全力で取り組む気など全くなくて、むしろこんなことに時間や余力を割くのは自営業としては致命的だと思っています。もっと、毎日の単純業務に力を入れるべきです自分。


10年、15年と、自分の会社や店舗をやっていくうちに、同業の諸先輩方々がいつも口にしていらっしゃった、「やるだけ疲弊する」「やらない方がマシ」「だからやらない、請けない」の意味がよくわかるようになってくる。経験が浅いと、「なんでもやってみないとわからないでしょ」「つながりは大切にしないと」と言って請けるのだが、結局その判断基準は、「儲かるか・儲からないか」で見るべきなのだ。


会社や店舗が利益を追求しなくなったら、そこで終わり。


「趣味ややりたいことをやれば、いつか仕事につながることがあるかもしれない」などという "自分に都合の良い妄想・ファンタジー" を思い描いて時間や労力をかけるよりも、単純作業で『確実に売り上げを取れる』ことを取り組んで着実に実績にしていく方が後につながるのは明白だ。開業したての方は、この『単純だが・確実に売り上げになる仕事』を実際にいくつか持っておくべきで、趣味や楽しみに相当するようなことを前のめりにやらない方がいいかもです。


自分は特別・人と違う、と思いたい気持ちもわかりますが、「特別・違う」からって、それがなんなのですか??という世界にあなたは入ってきたんですよ。


私にとって [趣味の自己満足] をやることは、大きな売り上げがあり予算がある会社が顧客のために楽しいイベントを開催するのと同じぐらい、【贅沢で】【売り上げには繋がらない】【予算と時間消費】の事である。これらは大きな意味での [機会の創出] ではあるが、それは数や規模が格段に大きいからやる意味があるのです。


だから、趣味的なアクション、自分の楽しみというのは、実売が太く固定化されていたり、死ぬほど余剰金があるような人が一生懸命やる事であって、開業したてはルーティンワークを確実にやって、信頼と実績、そして【売り上げ】を絶対的に確保することが最重要です。会社を17年やっている私もその気持ちは未だに持っていて、実売をおろそかにして自分の趣味や楽しいことにのめり込むなど言語道断。こんな風にうつつを抜かしていては、すぐに同業他社に取って代わられるし、飽きられてしまいます。「地を固める」には自身で獲得した、売り上げ、これで回していくことに尽きます。


人生は一回なので、広義では「やりたいことはやる」で基本良いのですが、「仕事」というカテゴリーで考えた時には、「やらない勇気」も非常に大切なものになってきます。「やる」というベクトルだけでは切り抜けていけないのが世の中でしょう。


スモールビジネスを始める方、始めた方へアドバイジングや制作支援をやらせていただいてますが、「それは今はやるべきことではないですよ」と申し上げることにも耳を傾けて欲しいと思います。みなさん、「やらなきゃわからない!」とおっしゃるのですが、そんな事例というのはもう幾多の例があって、全くの偶然や夢に気持ちを馳せるよりも、消耗と損失をできるだけ避けるという勇気も持って欲しい。



今のSNS周りの風潮は、なんでもとにかく「やれ」「叶う」ばかりでうんざりだーー

コンサル・アドバイジングと名乗っているところが多いけど、そんなの謎の錬金術師学校じゃないですかーー



1年で予算が途切れたいですか?

最低でも10年しっかり事業として収支成立させたくないですか?



3年存続する事業者は65%

10年続くのは6.3%、16社のうち1社のみ

20年となると、0.39%(全て国税庁発表)



三軒茶屋という東京の比較的メジャーなエリアで日々お付き合いがありますが、お店などを見ていても上記の数字は本当に実感できるものです。


夢と期待のような [不確かなもの] でやっていける世界ではありません。ちなみに弊社は17年、弊社の店舗は10年を迎えます。一体あと何年、どこまでやり続けられるのか?


億万長者にもなっておらず、不労所得があるわけでもないので、趣味や楽しいことなどに現を抜かす時間などなく、今日も着実確実な売り上げ獲得に心血を注いでおります。


ー maki







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